土曜日

Money & Economy

英公共放送BBC(電子版)は2日、世界最大のコメ輸出国であるタイが、輸出価格の引き上げを狙いに、アジアの主要コメ生産国と共同でOPEC(石油輸出国機構)型の国際カルテル組織を結成する検討に入ったと報じた。実現すれば、コメ価格の上昇は一段と加速することになる。 報道によると、タイ政府の広報担当者はBBCに「原油の輸入価格が高騰する一方、コメ価格は極めて安いままなのは不公平であり、わが国の貿易収支を悪化させている」とコメ版OPEC創設の狙いを説明。ラオス、ミャンマー、カンボジア、ベトナムと計画を話し合う考えで、すでにミャンマーとは4月30日に首脳レベルの協議を始めた。 コメ輸出国の国際カルテルをめぐっては数年前から主要生産国で構想が浮上。各国の政治的姿勢の違いから実現には至っていないが、カンボジアは同構想を支持した経緯があるほか、ラオスも同構想を前向きに検討するとみられている。 世界的な食糧需給逼迫(ひっぱく)や天候不順を背景に、インドやベトナムでは年明け以降、コメ価格が3倍に上昇。国内への安定供給のため輸出を規制する動きが広がっている。タイの代表的銘柄であるタイB級は4月に1月比で1トン当たり383ドル上昇し、初めて1000ドルの大台を突破した。

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