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証券最大手「野村証券」(東京都中央区)の社員らによるインサイダー取引事件で、証券取引等監視委員会は22日午前、同社などに対する調査に着手し、社員らの聴取を始めた。 容疑が固まれば、東京地検特捜部は金融商品取引法違反容疑で、社員らを逮捕する方針。これまでの調べで、元企業情報部の社員の中国人男性(30)と株を購入していた機械部品メーカーの中国人男性(37)とは留学先の京都大学で知り合ったという。 監視委の調べなどによると、社員は20歳代の時に中国から京都大学に留学、知人男性も同じころに京大に留学していた。 社員らが連携してインサイダー取引を始めたのは、2006年6月ごろから。知人は弟(25)にも協力を求めて兄弟それぞれの名義で、野村証券とは別の証券会社に株取引用の口座を開設した。今回は塩ビ板メーカー「筒中プラスチック工業」とソフトウエア開発会社「富士通デバイス」の2銘柄の売買が直接の容疑対象となっている。 筒中プラスチック工業株は06年秋ごろ、社員から半導体部品大手「住友ベークライト」が株式公開買い付け(TOB)と株式交換で完全子会社化するとの情報を伝えられて購入。同年10月31日にTOBなどが公表されて株価が上昇した後、売り抜けたとみられる。筒中株は公表前の436円から、2日後に532円(終値)に上昇した。 富士通デバイス株は07年春ごろ、「富士通」が株式交換で完全子会社化するとの情報に基づいて購入した。子会社化は同年5月24日に公表され、1655円だった株価は週末を挟んだ4日後に2255円(終値)まで急騰した。知人らは社員が香港の現地法人に異動する07年末ごろまでに計21銘柄の株売買を行って、約4000万円の利益を上げたとみられる。 野村ホールディングスグループ広報部の話「個人的な行為とはいえ、会社としても誠に遺憾。当局の調査については、全面的に協力したい」

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